2017年の終わりに。

 

個展、無事終了しました。

来てくださった方、作品や本を手に取ってくださった方、気にかけてくださった方、そしてondoのスタッフの皆さん、本当にありがとうございました。

感謝ばかりの10日間でした。

 

展示風景など。

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オープニングイベント、まさかこんなに沢山の方に来ていただけるとは思ってなかったので、本当に嬉しかったです。

アトリエ三月の原さんにも来ていただき、楽しいイベントになったと思います。

本当にお世話になりました。

 

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今展示と来年の個展について前回の記事に少しまとめたので、良ければご覧ください。

ririririkokoko.hatenablog.com

 

 

たまにブログを読んでるよと声をかけて下さる方がいてとても嬉しいです。

更新頻度はあまり高くありませんが、ツイッターに更新通知を流していないのは読みたいと思ってくれてる方に読んでいただければそれでいいかなと思っているからです。

なので読んでくださっている方に、本当に感謝しております。

また個展があります。

自分には絵しかないと言うと自分の絵の未熟な部分を思い出し私が言えた言葉じゃないような気がするのですが、でもやっぱり絵しかないと思うのです。これがなくなったら、本当になにもなくなってしまう。

それを表現したいわけじゃないけれど。描くべき事はきちんと自分の中に在るけれど。

 

来年もよろしくお願いします。良いお年を。

 

 

 

 

今年の個展、来年の個展

(ほぼ自分用のまとめ)

 

個展「生まれゆく欠片たち」

今展示は2016年に制作した献花という「疲労」をテーマにした120号の作品をカッターでバラバラに解体し、一つ一つ独立した新しい意味持つ作品を展示するというコンセプトだった。

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(120号 「献花」)

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(解体した作品達)

どこかに偏りや不公平があると、それを解決する為にルールやシステムが作られる。けれどルールやシステムは完全ではないので、また新たな歪が生まれてしまう。それを繰り返す事によってだんだん重くなった歯車をみんなで一生懸命に回している。本当は止まってしまいたいけれど、本当に止めると大変な事が起きてしまう。これが「献花」のコンセプトとして私が書いていた「疲労」のイメージである。
こういった事は今に始まった事ではないが、献花を制作していた時期は個人的に社会にも私周囲の環境にもより強くそういう感覚があった。そしてそれを形にしようと考え「献花」を制作した。
ただ私はどんなテーマであれ自分が作品を展示する以上その先に繋がる道のようなものがある作品にしたいと思っていて、完成した作品はその点において消化不良なものになった。
この作品を今後展示するのであれば加筆などをする必要がある…とずっと考えていた所、今展示の開催が決まり作品を解体する事にした。


一つ一つ個人の手の内に収まるものに、それぞれに意味を与える事で大きな疲れのようなものと少しずつ向き合い再生していくようなイメージだった。
絵を裁断する時点では描く内容は全く考えておらず、自分の意図しない下地がある状態からのスタート。色の滲み、枯れた百合の交わり、それをだだひたすら眺め続け生まれてくるものをただただ描き取っていった。時には鞄にパネルを入れて持ち歩き、電車の中で考えたりもした。
こうした元々あったものに何か手を加え新しい作品にするという試みは、ここ一年で私が継続して行ってきた事だ。
日本には割れた器を金継ぎし使い続けるという技術がある。これは継いだ金の模様の美しさだけでなく、そうまでして使い続けたいという思いや、そうまでして大切にし続けられた事自体に美を見出し愛でる文化だと思う。
元々あったものに手を加え新しい形にするという行為を自覚的に続けているのも、こういった価値観にどこかで繋がっていたいという思いがあるからだ。

 

 

 

(そして、ここから来年の個展に繋がる話)

 

 

個展中、自分の作品に囲まれ続け結構精神的に疲れを感じていた。展示するに足ると思った作品以外は展示していないので展示としてのクオリティがとかそういう話ではない。(自分の中に新しい課題はあれど)おそらくずっと頭が働き続けていたからではないかという気がする。
なんとなく、自分の中にシンプルな言葉が見つかった。美を作りたい。と私は思っている。美しい絵画でも彫刻でも文章でもなく。
美という概念は長い歴史の中で様々な人が様々な角度から検証し続けているものだ。賢い人たちが言うところの美は私にはわからない。でも、本当の美を考えたいし、あると信じたいと思う。多分この世界に思っているほど美しいものはない。世界は美しい形をして私たちを待っていない。ただ、幼稚かもしれないけれど割れた器を金で継いでまで使い続けたいと願った事が確かにあるように、至高の一瞬はあるんじゃないか。割れた器を継いだ事実を愛でる心は、今ある漠然とした大きな疲れを癒すものになり得るのではないか。生きる上で何か問題があったとしても、綺麗に解消してしまえる事は少ない。この世界に魔法はないから、全てを平らにする事は出来ない。裏と表が、白と黒が、悲しみと喜びがどちらも存在する事と向き合う事、矛盾した2つの妥協ではない折り合いを堅実につけること。美しいものがない世界に、至高の一瞬が存在する事。駄目になってしまったものを愛し続ける事になにかを見出す人がいる事。こんな事を言ってはいても、まだまだそんな事ができるほど私は大人ではないけれど。一瞬現れたその何かを、美であると信じる事・・・なのだろうか。でもそれが私が作った欠片だったんじゃないかと思う。無暗な優しさや明るさではなく、堅実に進むことが出来る方法を探したいと思う。

 

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告知

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個展します。

「生まれゆく欠片たち」

大阪 土佐堀 ondo

12月14日~15日(月、火休み)

12時~19時

最終日のみ月曜日ですがオープン。17時まで。

 

・今の所確定している在廊予定は初日、イベント日、その他土日、最終日、の予定です。

・16日の17時からはトークイベントがあります。

作品についてondoの池田さんとアトリエ三月の原さんとお話する予定です。本当にお世話になっているお2人なのでめちゃくちゃ緊張しています。その後原さんがご飯を用意してくださるそうです。参加費は500円。良ければ是非お越しください。

 

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芸術って何なのだろう。それを嗜む事をステータスだと思っているような人の玩具であって欲しくない。本当にそう思う。

購入した作品を受け取ってきた。

上記のような事を考えながら怒りに似た悲しみのようなものを抱え帰宅し、すぐ作品の箱を開封した。

全てがとても綺麗で、なんだか救われたような気持ちになった。水面がキラキラと光り眩しかった。油絵具が角度によってテカテカしたり、少し絵の具が盛り上がったりしているところも、全て愛おしかった。私が勝手に救われただけなのだけれど、こんな悲しい日に絵があってよかったと思った。美しいものがなければポキリと折れてしまいそうな日だった。

 

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昨日久しぶりに作品を購入した。

正直本当にお金がなかったのだけれど。(残高が3桁になってしまった。)価値あるものに相応のものを支払えると目の前が少し明るくなる。世の中がどうなっても自分にこれができる限り大丈夫であれるかもしれない。

 

もちろん買ってくれた方々にはとてもとても感謝しているけれど、作品に値段をつけて売買するのは未だに本当に不思議な事だと思う。

作品は、バラバラにすると絵の具と木と紙でしかない。でもそれを人が使うことによって価値が生まれる。そしてその価値を認める人がいる。

 

なんだろう、漠然と価値をちゃんとわかるようになりたいし生み出せるようになりたい。

絵の価値だけじゃなくて、この美しい陶器は何故美しく価値があるのかとか、この本は何故美しく価値があるのかをわかるようになりたい。

 

昨日はとても良い日だった。

けれど今日は寒い。コンビニであったかいお茶を 買って1口飲んでから握って歩く。こうしないと本当に歩けなくなりそうだ。何かを創る事、それを続ける事は恐ろしい事だ。みんなよくやってるなと思う。私もやるんだ。

 

 

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大切な事を思い出した。

一年前、この道の先に本物はないと思って心底絶望していた事を、制作の忙しさにかまけて完全に忘れてしまっていた。(その時期はだいぶ荒れており周囲に迷惑をかけていた。申し訳ない。)

 

ただ、今はそこまで悲観していない。

私の作品じゃなくて構わないから、また本物が生まれる世界になればいいのに。本物を産む人が現れたらいいのに。と思う。

 じゃないと悲しくて仕方ない。

 

モネの図録を買って本当によかった。

家に帰ったらまた見よう。

 

 

 

 

告知

「からっぽの町の月」

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大阪 中崎町
アトリエ三月 企画グループ展
SHOWCASE Vol.3「気配/sign」
庄司理子・俣野蜜・渡部真由美

10/13-10/24
平日15:00-19:00
土日祝13:00-19:00

 

 

 

昨日搬入に行ってきました。

作品、ちょこちょこといろんな展示に出してはいましたがまとめて何点か出すのは久しぶりです。全て新作。気合い入ってます。(どんな展示でも気合い入れてるけど)

最初の土日はとりあえず全日在廊予定です。その後はまだ未定。

来年三月まで大阪での展示が続きます。