はこ!

大好きなプリンセスチュチュのBlu-rayBOXが発売決定したようです。(ついさっき知りました。)

一件前の記事でるうちゃんのイラストを載せたばかりなのですが、今回の記事に取っておけばよかった〜!BOX発売の予定がある事は知っていましたがまさか今来ると思わなかったので。

ということでもう一度載せちゃいます。

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せっかくなので布教記事(?)を書きます。

ゆるいネタバレがあるかもです。

 

プリンセスチュチュは一見よくある学園を舞台にした変身少女もの子供向けアニメなのですが、ちゃんと見ていると少し複雑な構造になっているんですよね。

主人公達の世界には「王子と鴉」という童話が存在しており、その童話の登場人物の立ち位置や役割は主人公やその周辺の登場人物達とリンクしています。さらにその主人公達が存在する世界を「王子と鴉」の作者であるドロッセルマイヤーというキャラクターが俯瞰して見ている。二重でメタっぽい構造になっているんです。

この構造は物語の核の一つである「物語の中の自分と現実の自分」つまり「理想の自分と本当の自分」というテーマを表現する上でこれ以上なく優秀な装置となっています。  

 

クラシックバレエをテーマにしていて物語のあらゆるシーンでクラシックバレエの楽曲が使用されているのですが、時には物語と楽曲の内容がリンクし合い楽曲への知識がある事を前提に作られているような場面もあったり。(なくても普通に楽しめますが知っていると面白さが段違い)

 

「可愛く少しクラシカルな女児向けアニメ」と「人が理想や物語を描く上で避けては通れない問題という思いテーマ」を同時に表現する。

これをあくまで子供向けにやりきる凄さ、半端じゃないです…。

ダークな変身少女ものでいうと、まどマギあたりがすぐ思い浮かぶと思うんですがあれは深夜アニメであくまで大人向けなんですよね。(私は普通にまどマギ好きです。)

 実際私は子供の頃上記の事など一切考えずフワフワ可愛く少しダークな世界観を楽しんでいました。よく良い作品は鑑賞者の成熟度合いによって姿を変えると言いますが、プリンセスチュチュもそういう作品なのだと思います。

 

(個人的な感想。以下ガッツリネタバレ。)

 

 

主人公のあひるは鳥のアヒルです。

あひるは人間の女の子になる事を夢見ており、ドロッセルマイヤーの力を借りてプリンセスチュチュになります。

 

ただラスト2話、あひるはプリンセスチュチュになりません。本当の自分のままで物語と立ち向かいます。

そしてそんなあひるに、王子様が跪くシーンがあります。

ただの鳥のアヒルに、王子様が。

プリンセスチュチュにはありとあらゆるシーンで泣かされましたが、ここが一番泣いたかもしれません。

本当の自分のままでも、気高く、誇り高く、美しく在る事は可能なのだという肯定のシーンだと感じました。

 

もちろん理想の自分になれるに越した事はないですし、理想を捨てるべきだとは思いません。ただ、理想を思い描く事と自分を肯定する事はきっと両立出来るんですよね。(自分が出来ているのかと問われれば出来てるとは言えませんが。)

誰もが大切なものを失ったり犠牲にしたりした経験があると思いますが、ラストに進むに連れてそういうものを乗り越えさせてくれる一つの答えを与えてもらえる感があります。

 

なんか何を言っても私の言葉ではプリンセスチュチュの良さを表現出来ないのがもどかしい…。

興味のある方は是非〜。