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昨日は久しぶりに途中の大作に向き合った。

美しい色が出たとしても、その上からまた色を重ねる。サイズが大きくなればなるほどそれを繰り返さなければならない。私にとっての描くという事はそういう事。

作品を書いている時に楽しいとか、思った事はあまりないなぁと気がついた。私は元々小さい頃も絵を描く事が一番に好きな事ではなかった。嫌いでもなかったけれど。上手くなくても、歌ったり踊ったりする方が楽しかった。でも、今はなんか絵を描きたい。何でかわからないけど。私はこの頃これからずっと絵を描いていたいと思うようになった。

 

学校で大作を描いてる時ふと周囲を見渡した。自分と同じかそれ以上の大きな画面に向き合う同世代の人達がいた。この絵はこれからどうなるのだろう、と思った。一筆一筆こんなにも大切に描かれた、私も含めた無名の学生達の作品はどこへ流れ着くんだろう。全ての作品が残るわけじゃない。100年後どころか10年後もわからない。なんせ本当に馬鹿でかい為置く場所がなく結構パネルから紙を外して丸めたり、下手すると処分したりする人がいる。あと学校にほっておいたまま卒業すると他の人が絵の上に絵を描いちゃったり。(個人的にそれはそれであり。)

 

小さな作品は、貰ってくれた人の元で役目を終えてくれたら一番嬉しいなと思う。作家としては後の世に残す事を考えなければいけないのかもしれないけれど。いつかその人がいなくなってしまう時、作品も一緒になくなって構わない。けれど大きな作品は、どうなってしまうんだろう。悲しいとか不安とかではなくて、目の前の大きな画面が不思議でたまらなくなる。どうなってしまうかもわからない作品に、とりあえず今日も仕上げに行く。