絵を描く事を楽しいと感じる事はあまりないと前の記事で書いた。

ふと思った。楽しくないのになぜ描いているのか。もちろん嫌いではない。でも画面に筆を滑らせる行為自体へのワクワク感みたいなものは多分感じた事がない。それとも絵を描くのが好きと言っている人みんなこんなものなのだろうか。

考えている事が形になるなら手段はなんでもいいと思っている。私は上手く文章を書けないけれど、きっと書けるのであれば文章でもいい。音楽でも、踊りでも、何だっていいはず。

私の手段が絵であっただけ。できる事が絵だっただけ。

 

絵を描く理由ではないけれど、絵を描いている自分だけは好きでいられる気がする。しょうもない面白くないと言われることも沢山ある。けれど仮にどれだけ褒められたとしても、どれだけ時間をかけて作ったものだったとしても、納得のいかないものを絵の具で潰してもう一度一から向き合える人間で自分がある事だけは信用している。本当の美しさを考えていると信用している。というか多分自分にその信頼がない人は創作なんかしない方がいいんだ。

 

私はけして善人ではないけれど、自分の中に良心がある事を知っている。それを手がかりに絵を描いていると思う。愚痴や不満や悲しみだけで終わるものを絵にする意味はなくて、どれだけ重くて厳しいものであっても前進があるものを描きたい。明るい絵とか、楽しい絵じゃなくて。現状を判断して先を描き出す事は悲しみや苦しさだけを描く事より厳しいけれど、私はそれができるようになりたい。

 

早く来年になればいいのに。

来年になれば、今描いている大きな作品を展示できる。今は多分その為に生きている。

と思う。

 

 

。。。。。。

 

関係ないけど12月と来年3月の個展について案内的な文章が書きたいな。ふたつの展示は繋がっているけれどそれぞれ役割が違う。のでできればどっちも来て欲しい。

12月は少し実験的な展示になる。

3月の方はトークショーもするし100号以上の大作が2点もある。 

またゆっくり書こう。